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大学院修士2名が認定

2010年12月

【IPA未踏IT人材発掘・育成事業において修士2年の上平さんがスーパークリエータに認定】
 大学院医学工学総合教育部修士2年 上平拓弥さん(関口教授・西崎助教研究室所属、コンピュータ・メディア工学科卒、現・組込み型統合システム開発教育プログラム所属)が、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が主催する2009年度上期未踏IT人材発掘・育成事業(未踏ユース)において「スーパークリエータ」に認定されることになりました。
 IPAのプレス発表はこちら  http://www.ipa.go.jp/about/press/20100720_2.html
 未踏事業は、独創的なアイディア・技術を有するとともに、これらを活用していく能力を有する優れたソフトウェア開発者を発掘し、育成・支援していく枠組みで、上平さんの「聞き耳インタフェースを採用した患者情報管理システム」という開発テーマが2009年に採択されていました。
 「スーパークリエータ」は、毎年度の事業終了時点で担当プロジェクトマネジャーが特に優秀であると評価した採択者を候補者として選出し、審議委員会の審議を経て、IPAが認定を行うものです。
 今回、上平さんの奇抜なアイデアとそれを実現化したシステムの完成度の高さを高く評価され、認定に至りました。なお、2009年度上期の未踏ユースでは、87件の応募があり、24件が採択、そして8名の採択者に対してスーパークリエータの認定がなされました。
 プロジェクト関連URL  http://www.alps.cs.yamanashi.ac.jp/mary/index.html
 上平さんは「スーパークリエータに認定していただき、大変嬉しく思っています。様々な生活の場にIT技術が浸透していく中で、操作が難しいIT機器を上手く使用できない人も増えています。今回の認定を機に、誰もが簡単に使用できるバリアフリーなITシステムを作れるよう頑張ります。」と話しています。



【情報処理学会全国大会において修士1年の小池さんの卒業論文が学会推奨卒業論文として認定】
 大学院医学工学総合教育部修士1年 小池伸弥さん(郷准教授研究室所属、コンピュータ・メディア工学科卒、現コンピュータ・メディア工学専攻)が、平成22年3月8日(月)〜12日(金)に東京大学本郷キャンパスで開催された情報処理学会創立50周年記念(第72回)全国大会において発表した論文が、学会推奨卒業論文として認定されました。
 これは、当該全国大会の学生セッションでの講演者のうち、卒業論文・修士論文で行った研究内容に関して優れたものであることを情報処理学会が認定するものです。   
 http://www.ipsj.or.jp/01kyotsu/award/taikai_certification/72conv.html
 小池さんの発表題目は、
   小池伸弥、郷健太郎:
   空間的なアドレス表現を用いたアルゴリズムアニメーションによるプログラム理解支援ツール
   情報処理学会創立50周年記念(第72回)全国大会講演論文集、 2ZH-9、 2010年3月.
で、本学大学院医学工学総合研究部 郷准教授との共同研究です。この研究では、プログラミング学習者に記憶領域のアドレスの概念を分かりやすく可視化する仕組みを実現しました。
 本件については、情報処理学会学会誌の11月号と12月号に紹介記事が掲載される予定です。
 小池さんは「学会推奨卒業論文に選ばれたことを嬉しく思います。この仕組みがプログラミング学習者にとってプログラムを理解する手助けになればと考えています。」と話しています。

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