山梨大学は、工学部と大学院医学工学総合教育部工学領域を責任部局として、平成19年度から、本学が世界に誇れる特色ある研究分野(エネルギー、ワイン)を活かした「クリーンエネルギー特別教育プログラム」および「ワイン科学特別教育プログラム」を新設し、地域社会はもとより産業界等からの人材需要に呼応した高度専門技術者、研究者の養成を行っています。
山梨県は明治時代の日本ワイン創生期からワイン醸造に取り組み、日本ワインの発祥地として常に日本のワイン産業をリードしてきました。山梨大学は、この山梨県に位置し、我が国唯一のワイン科学を専門に研究するワイン科学研究センターを有し、日本のワイン科学の教育と研究の拠点になっています。
山梨大学に新しい教育コースである「ワイン科学特別教育プログラム」を設置し、ワイン科学における高度な専門的知識と技術力を持ち、ワイン製造に対する熱意を有する技術者・研究者を育成します。
ワイン科学とは植物生理学、分子生物学、微生物学、有機化学、官能評価学、薬学・医学などの先端的科学を基礎としたワイン製造のための科学です。
学部段階から修士修了まで、ワイン科学研究センターの教員が生命工学科の教員と協力して教育します。