情報は平和で豊かな社会を形成するための中核要素です。
コンピュータ･メディア工学専攻では、情報技術の基盤となるコンピュータに関連する技術の基礎領域の深化と応用領域の拡充を教育研究目的としています。すなわち、既存の学問分野にとらわれない斬新な考え方や問題解決能力、音声・画像・動画などのマルチメディア情報技術を積極的に採り入れた新しい産業を創製するための基盤となる広い意味の情報システムを設計・製作･分析できる能力を備えた柔軟性･創造性･応用力を有した高度な情報専門技術者を育成することを目的としています。
この目的を達成するために、本専攻ではコンピュータサイエンス講座とメディア工学講座を設け、ソフトウェア技術とハードウェア技術、２１世紀型情報社会の中核をなすマルチメディア情報ネットワークに関する科学技術及びコンピュータを利用した知的コミュニケーションを中心とした情報処理技術などの情報科学・工学分野の先進的な教育及び研究を行い、次世代情報社会における工学的基盤技術の普及並びに拡大を展望しています。
また、進歩の著しい技術革新に対応する為に、地元地域での産学官連携を深めて、社会のニーズを把握し、それに迅速に応えられる体制を構築していくことも特色としています。

• コンピュータサイエンスの基盤を構成する数理工学に関する研究
• インテリジェントコンピュータネットワークに関する研究
• 情報セキュリティに関する研究
• 人間とコンピュータの相互作用に関する研究
• 音声の認識と理解、音声合成及び音声対話システムに関する研究
• 音響情報処理を中心としたマルチメディア感性工学に関する研究
• ソフトウェア開発方法論及びソフトウェア開発環境に関する研究
• 3次元コンピュータグラフィックスに関する研究
• 視覚シミュレーションに関する研究
• 自然言語処理及び自然言語による対話システムに関する研究
• 協調型エージェントに関する研究
• ニューラルネットワークおよび学習に関する研究
• 人工知能システムに関する研究
• 計算機援用教育システムに関する研究
• 高次推論、自動証明およびWEBインテリジェンス

平成22年度

主な就職先

ＪＡグループ、NECアクセステクニカ、NECソフト、NTTソフトウェア、SKI、イーピーエス、いすゞ自動車、エヌ・ティ・ティ・ソフトウェア、キャノンアネルバ、クラリオン、光洋電子、シナノケンシ、セルシス、タケムラ、東京エレクトロンAT、東芝ソリューション、トヨタテクニカルディベロップメント、内藤電誠Ｇソフトシリウス、ニッセイコム、日立AD、日立製作所、日立ソリューションズ、富士通、富士通エフ・アイ・ピー、富士通システムソリューションズ、マリモ電子、三菱自動車、三菱情報ネットワーク、三菱電機、横河ソリュ−ション、ワイズマ−ト

進学先

山梨大学大学院（博士課程）