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コンピュータ・メディア工学専攻の修士2名が受賞

2010年12月

【情報科学技術フォーラム(FIT2009)において修士2年の杉本さんがヤングリサーチャー賞を受賞】
 昨年9月に東北工業大学で開催された、第8回情報科学技術フォーラム(FIT2009)において、大学院医学工学総合教育部修士2年 杉本樹世貴さん(コンピュータ・メディア工学専攻、関口教授・西崎助教研究室所属)が、ヤングリサーチャー賞を受賞しました。
 同賞は「情報科学技術フォーラム(FIT)」において、新進の科学者または技術者に贈呈されるものです。
  http://www.ipsj.or.jp/01kyotsu/award/fit_young/001.html
 杉本さんの発表題目は、
   杉本樹世貴、西崎博光、関口芳廣:
   Web によるドキュメント拡張を利用した音声ドキュメント検索,
   FIT2009(第8回情報科学技術フォーラム),no.2,pp.27-34. (2009)
で、本学大学院医学工学総合研究部 西崎助教、関口教授との共同研究です。この発表では、講義や講演などの音声データのアーカイブを効率よく検索するために、WEBの知識を利用した方法を提案しました。その優れた研究成果に加え、論文査読、プレゼンテーション、質疑応答などを総合的に高く評価され、受賞にいたりました。
 杉本さんは、「ヤングリサーチャー賞を賜り、大変嬉しく思っています。現在、私たちの周りは多くの情報で溢れており、それらを効率よく検索する技術が求められています。今回提案した手法が、少しでも音声ドキュメント検索技術の発展に貢献できれば良いと思っています。」と話しています。



【DICOMO2010シンポジウムにおいて中込さんが優秀プレゼンテーション賞を受賞】
 平成22年7月7日(水)〜9日(金)の3日間、岐阜県下呂市において行われた情報処理学会「マルチメディア、分散、協調とモバイル (DICOMO2010)シンポジウム」において、大学院医学工学総合教育部修士2年 中込訓之さん(コンピュータ・メディア工学専攻、郷准教授研究室所属)が、優秀プレゼンテーション賞に選ばれました。
 これは、デモ、標準化セッション、特別講演を除く263人の発表者中から参加者の投票によって優れた発表30件を選ぶものです(うち最上位3件は最優秀プレゼンテーション賞)。
 http://www.dicomo.org/2010/commendation.html
 中込さんの発表題目は、
   中込訓之、 郷健太郎:
   移動速度に応じた擬似3Dスクロールによる情報空間ナビゲーション
   情報処理学会 マルチメディア、分散、協調とモバイル(DICOMO2010)
   シンポジウム論文集、 pp. 1405-1410, 2010.
で、本学大学院医学工学総合研究部 郷准教授との共同研究です。本研究は、コンピュータの表示画面上で情報を管理・閲覧する手法である、画面のスクロール速度に応じた自動的ズーミング手法に、3D表現を加えた新しい情報管理・閲覧手法を提案し、比較実験によりその特徴を明らかにしたものです。実際の発表では、提案手法を使って発表スライド自体を可視化するといった工夫を行いました。
 中込さんは「優秀プレゼンテーション賞に選ばれたことを大変嬉しく思っています。現在、コンピュータは一般的に広く普及していますが、利用しているユーザインタフェースはあまり進化していません。今後、さらに普及していったとき、今よりもずっとユーザビリティの高いものが求められます。今回のアイデアをさらに発展させより使いやすく便利なUIを提案できるようにがんばります。」と話しています。

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