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国際燃料電池技術研究者の基礎実学融合教育(文部科学省大学院教育改革支援プログラム)

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次世代情報化社会の工学的技術基盤を担う高度な情報専門技術者を育成

大学院教育プログラムにより、これまで本学で実践してきた教育理念(基礎学問に立ち返った応用研究課題の打破)の集大成を図るものであり、将来の最先端研究を推進し国際的にも活躍できる燃料電池工学の技術研究者の養成を目的とする。

この分野で求められる人材には、物理化学(特に、電気化学、触媒科学)、高分子化学、システム工学、機械工学、電気・電子工学などに亘る幅広い分野の基礎知識と開発能力が必須であるが、燃料電池工学の基礎から応用に至る全領域を網羅する大学院教育プログラムは世界でも例がない。

以下の3つの特色あるカリキュラムを柱とし、定員充足率及び就職率100%を達成しながら、国際的に通用する燃料電池技術研究者を養成する。

3つの特色あるカリキュラム

基礎・実学シンクロナイズド燃料電池教育(基礎学問と応用研究の回帰融合)

新設する燃料電池特別プログラムによる教育は、クリーンエネルギー研究センターと新設の燃料電池ナノ材料研究センターの教員が中心となって担当する。この教員組織は、関連する従来の基礎科学・工学系教員に加え、燃料電池研究開発の第一線で活躍してきた企業技術者や外国人教師(+欧米のトップ研究組織からの招聘教授)も新たに加える。類例のない燃料電池設計科学特論などの新規科目も開講して基礎から応用までを網羅する系統的な教育カリキュラムにより、基礎知識と実践的研究開発能力を併せ修得させる本学独自の基礎・実学シンクロナイズド教育を実践する。また英語による教育の重点化により国際性を涵養する。

国際的実践教育

修士課程では、インセンティブ・経験を涵養するため海外短期留学または国内燃料電池関連企業(松下電器など)でのインターンシップを必須とする(初年度は博士課程にも適用)。留学先は、本学と連携を約束しているイリノイ大学、ケースウェスターンリザーブ(CWR)大学、ミュンヘン工科大学、ソウル大学、中国科学院化学研究所などであり、燃料電池分野の先端研究者らが学生の受入、研究指導の準備態勢を整えている。受け入れ先の研究者らは本学の客員教授として特別講義も行い、留学やインターンシップの成果を短期的なものに終わらせず継続させる。

リーダーシップ養成教育

実践的大学院教育のまとめとして、
(1)燃料電池関連の国際会議における英語口頭発表、
(2)博士論文審査は海外連携機関の外国人教授(本学客員教授)を副査とし、論文執筆や公聴会は英語で行うことを必須とする。また、
(3)本学が主催する国際燃料電池ワークショップ(3年毎に開催)や国際燃料電池サマースクール(毎年開催)の企画運営にも組織委員やプログラム委員などとして積極的に参画させる。このような対外的な学術活動を通して、国際的燃料電池研究者の次世代リーダーとしての資質を着実に身につけさせる。
このような世界でも類をみない燃料電池工学に関する網羅的・系統的な国際教育研究の実践により、
(1)基礎に立ち返って応用課題を打破できる人材、
(2)燃料電池研究の国際的リーダー、
(3)燃料電池工学の伝承者を養成する
新設する燃料電池特別プログラムの特徴
(共通) 主・副(異専門分野)指導教員グループによる研究指導

 

修士課程

博士課程