人類が21世紀をよりよく生きるためには、様々な学問領域・技術の共同作業を積み重ねることによって、人間の社会的・経済的行為が引き起こす地球環境への負荷を軽減し、物質循環を基本とする循環型社会を構築する必要があります。
本専攻では、個々の学生が志す職業イメージにマッチした高度専門教育を行うとともに、それを持続可能な社会の構築に結びつけるための洞察力と先見性を涵養するため、次のような履修モデルに基づく教育および研究指導を行っています。
持続社会ガバナンス系カリキュラム
社会科学系の実践的科目を履修し、企業、NPO、自治体などにおいて、社会が直面する諸問題に適切かつ具体的な「解」を提言できる人材を育成
環境科学系カリキュラム
- 環境計測、アセスメント、モニタリング、環境マネジメント、環境動態解析について学修し、環境の現況評価、将来予測ができる技術者を養成
- エネルギーのマネジメント的側面に焦点をあて、持続社会の実現に向けた効率的なエネルギー管理に必要な知識と技術を習得
応用情報系カリキュラム
社会需要に基づくネットワークサービスや数理モデルのシミュレーションなどのソフトウェアの設計・製作に必要なプログラム技術、数理的手法を学修
- 持続社会形成のための自然・社会科学的条件/都市及び地域空間の解析・評価・設計と都市像の探求/科学・技術の歴史分析・都市再生における非営利・協同組織の社会学的分析/主観的空間認知の現象学的、文化史的分析
- 企業のCSR行動とSRIにおける企業評価モデル/環境言説・環境政治の比較研究/経済・財政政策に関する政治経済学的研究/ドイツの廃棄物政策
- 環境変化と物質変化のシミュレーション法と解析走査プローブ顕微鏡による固体表面化学研究/固体触媒表面吸着分子のダイナミクス/環境化学と水処理/大気エアロゾルおよび沿岸海域の環境動態解析/生命の生化学・進化学的理解/群集生態学/食物網の構造と動態
- 熱の多段階利用システム/システムシミュレーション、極域環境科学/非線形動力学/微分方程式とその応用/統計的視覚表現の開発とその応用/都市基盤の計画
平成22年度
大学院修士課程修了者数 |
5 |
就職者数 |
4 |
博士課程進学者数 |
0 |
その他 |
1 |
主な就職先
四川師範大学、国母おひさま支援センター、山梨県、北杜市