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長谷川准教授、「経営倫理論文募集」学術研究部門「佳作賞」を受賞

2009年06月

長谷川 直哉准教授(工学部 循環システム工学科)が、日本経営倫理学会第4回「経営倫理論文募集」において「佳作賞」(学術研究部門)を受賞し、6月6日に中央大学駿河台記念館(東京都)で授賞式が行われました。

受賞研究業績は、「グローバル経済下の経営倫理−株主至上主義と公益資本主義の相克−」で、地球環境問題が深刻化する中でグローバル化が進展した資本主義のあり方を株主至上主義と公益資本主義の視点から捉え直し、サステイナビリティ社会を構築するために必要な社会経済システム転換の方向性を提示したことが評価されての受賞となりました。
これまで、CSR(企業の社会的責任)など企業経営の視点からサステイナビリティ社会の構築を志向した議論は活発になされてきましたが、市場メカニズムや投資家の社会的責任についてはあまり論じられておらず、本研究が提示した視点が排出量取引など新しいグローバル経済システムのルール作りに貢献するものとして期待されています。

長谷川准教授は、「これまで研究してきたCSRや経営倫理分野の研究をこのような形で評価していただき、大変光栄に思っています。循環システム工学科のメンバーを中心に研究を進めている「CO2Freeやまなし」プロジェクトにも本論文の成果を反映させたいと思います。」と話しています。

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