10月17日（日）に大阪大で開催されたリサーチフェスタ2010において、高橋槙伸さん（循環システム工学科2年）が活動報告部門で銅賞を受賞しました。

　リサーチフェスタは、文部科学省の理数学生応援プロジェクトに採択された22大学の取り組みに参加している学生を対象とした研究成果発表会で、山梨大工学部の取り組み「統合能力型高度技術者養成プロジェクト―自発リーダー（学大将）を生む環境作り―（通称：学大将プロジェクト）」も同応援プロジェクトに採択されております。

　学大将プロジェクトの一つであるキャリアハウス（１年次から高度な研究体験を行う事業）の一ハウス「大学の油田：バイオディーゼル燃料(BDF)−資源循環型ものづくり実習で環境リーダーになろう！」に所属する高橋さんは、精製時にBDFとしては使われないグリセリンの処理を木材チップの助燃材や肥料としての利用の可能性について報告しました。

　同フェスタには約２００人参加者があり、口頭発表の会場では立ち見、ポスター会場では活動や研究の説明を聞くために待ちの行列ができるほど盛況でした。

　参加学生の意識は高く、ポスター発表者の周りには熱気が満ち溢れ、高橋さんは「賞と共にたくさんのアイディアをいただくことができました。それをもとに、これからもいろいろなことに挑戦してゆきたい」と語っています。

　プロジェクトチームからは「平成21年度から開始した学大将プロジェクトから早速、成果が生まれたことはたいへん喜ばしく、本学部学生のポテンシャルの高さが示されたものと考えています。さらに多くの学大将が生まれるよう、学部一丸となってプロジェクトを推進していきます」と話しています。

　なお、山梨大では学生食堂や附属学校園の給食、附属病院の食堂などから排出された廃食用油を回収・精製し、学内シャトルバスの燃料としてリサイクルする取組を行っています。

■関連サイト：
「リサーチフェスタ2010」ホームページ
http://www.sci.osaka-u.ac.jp/content0387.html
「統合能力型高度技術者養成プロジェクト―自発リーダー（学大将）を生む環境作り―」ホームページ
http://www.eng.yamanashi.ac.jp/risu/index.html