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【学大将プロジェクト】『リーダー人材育成に関するシンポジウム』を開催

2009年12月

 12月1日(火)に学大将プロジェクトのシンポジウム「リーダーシップをいかに伸ばすか」を開催しました。
 このシンポジウムは、「統合能力型高度技術者養成プロジェクト―自発リーダー(学大将)を生む環境作り―(文部科学省理数学生応援プロジェクトに採択)」の一環として、山梨大学が主催し、山梨県、山梨県機械電子工業会、山梨工業会の共催によるものです。会場には、前田秀一郎学長を始め本学教職員、県内外の産業界、卒業生、他大学及び高校教員、工学部後援会、保護者、一般参加者ら約150名が集い、予定した3時間20分が短く感じられるほど大いに盛り上がりました。シンポジウム内容は以下のとおりです。
 主催者・共催者挨拶に続き、2件の基調講演が行われました.柘植綾夫氏は、「知識基盤社会を牽引する人材の育成と活躍の促進に向けて」と題して、この10年が21世紀の国創りの勝負の時期であるという大局的視座からΣ型統合能力型リーダー人材育成と工学リベラルアーツ教育の重要性を説かれました。風間善樹氏は、「先端技術の動向と若者の対応」と題して、起業し東京エレクトロンをトップ企業に育てた経験に基づき、社会の豊かさはものづくりから始まることを説かれました。
 後半では、学大将プロジェクトの趣旨と4つの取り組みの内容について、中川恭彦工学部長、プロジェクト実施チーム小澤賢司教授、垣尾省司准教授から説明があり、共創学習支援室教員の紹介がありました。その後、基調講演者に加えて佐野芳彦氏と鷹野景子氏、学大将プロジェクト側から御園生拓教授、小澤教授が参加してパネル討論が行われました。その中で、佐野氏からは、山梨県が進めている「暮らしやすさ日本一」の県づくりを支える技術系人材の確保・育成対策アクションプランについて、鷹野氏からは、お茶の水女子大学の「女性リーダー育成プログラム」について説明がなされました。
パネル討論では、柘植氏からの「学大将のような特別なプロジェクトを実施しないとリーダーが育たないというのは、現在の教育プログラムに欠陥があるのではないか。」という問題提起を始めとして、自主性とコミュニケーション力を育む教育の必要性、リーダー教育のあり方や効果など、さまざまな観点からの提言と意見交換がありました。フロアからは、これまで本学の卒業生を受け入れて頂いている県内企業の方、御子息が積極的に本プロジェクトに参加していることを知って驚かれたという保護者、そして後輩の応援にと御参集頂いた卒業生からも「学大将プロジェクト」に対する熱い期待が寄せられ、シンポジウムは成功裏に終了しました。

■関連ファイル:【シンポジウムポスター、プログラム(PDF)】

■関連サイト:「統合能力型高度技術者養成プロジェクト―自発リーダー(学大将)を生む環境作り―」ホームページ
http://www.eng.yamanashi.ac.jp/risu/index.html

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